WillGPSは、GPSロガーを利用して携帯電波とインターネットを通じ、PCや携帯端末で検索できるリアルタイムGPS追跡サービスと緊急通報サービスです。
一般的な位置検索サービスとは違い、位置情報が一旦GPS発信機端末に保存し、定期的に自動で発信される仕組みによって、高密度の軌跡情報がより確実に利用者に届けられます。今までないリアルタイム性と非同期性が兼ね揃えたリアルタイムGPS発信機です。
また、GPS発信機端末に振動センサーが付属しているため、移動しない場合は休眠状態になり、一般のGPS発信機端末より電池寿命が長く、長時間使用できます。
GPSとは、人工衛星と地上の制御局を利用して、自分の位置を測定するシステムのことである。高度約2万kmの6つの円軌道に4つずつ配された米国防総省が管理するGPS衛星からの電波を利用し、4つ以上の衛星からの電波の到着時間の差によって位置を測定する。この時、緯度、経度、高度などを数十メートルの精度で割り出すことができる。本来は軍事用に開発されたシステムであるが、最近では地学の研究や、自動車のナビゲーションシステムなどにも用いられている。
全地球測位システム / グローバルポジショニングシステム人工衛星を利用して自分が地球上のどこにいるのかを正確に割り出すシステム。米軍の軍事技術の一つで、地球周回軌道に30基程度配置された人工衛星が発信する電波を利用し、受信機の緯度・経度・高度などを数cmから数十mの誤差で割り出すことができる。
米国防総省の管理するGPS衛星(正式には「NAVSTAR衛星」と呼ばれる)は高度約2万kmの6つの軌道面にそれぞれ4つ以上、計24個以上が配置され、約12時間周期で地球を周回している。約7年半で寿命を迎えるため、毎年のように新しい衛星を打ち上げて軌道に投入しており、概ね30個前後の衛星が常時運用されている。GPS衛星は高性能の原子時計を内蔵しており、1.2/1.5GHz帯の電波で時刻を含むデータを地上に送信している。
GPS受信機は複数のGPS衛星からの電波を受信してそれぞれとの距離を割り出すことにより、現在位置を測定することができる。3つの衛星が見えるところでは緯度と経度を、4つの衛星が見えるところではこれに加えて高度を割り出すことができる。
衛星の発信する電波に含まれる時刻データは暗号化されたものと暗号化されていないものの2種類があり、暗号化されたデータは米軍しか利用することができない。誤差は数cmから数十cmと言われており、精密誘導兵器などに利用されている。民生用に利用できるものは暗号化されていないデータで、故意に精度が落とされているため誤差は10m程度となる。誤差をより小さくするため、正確な位置の分かっている地上の基準局から電波を発信し、これを利用して位置情報の補正を行う「DGPS」(Differential GPS)という技術が実用化されており、誤差を数mに縮めることができる。
過去には米国防総省が安全保障上の理由から民生用GPS信号の精度を100m程度まで落としたことがあり、各国政府は位置情報をアメリカ政府に依存する状態に危機感を覚えていると言われている。EU(欧州連合)各国は共同でGPS同様の人工衛星を利用した位置測位システム「Galileo」(ガリレオ)を推進しており、中国などにも参加を呼びかけている。ロシアも旧ソ連時代から「GLONASS」と呼ばれる位置測位システムを推進している。
GPSの民生利用は航空機や船舶などの航行システムで行われてきたが、近年の半導体技術の急激な発達に伴い機器の小型化・低価格化が進み、情報技術の進展から地図を表示するコンピュータシステムなども安価に提供されるようになったため、カーナビゲーションシステムや携帯電話に広く組み込まれるようになり、位置情報を利用した様々なサービスが提供されるようになっている。
地球の周回軌道を回る24個の衛星から発信される情報を利用して、受信者とGPSの衛星の位置関係を測定し、現在地の緯度・経度を計算するシステムです。この衛星は米国国防総省が運営しており、その精度などは諸事情により予告なく変更されることがあります。
ディファレンシャルGPSサービス(位置情報補正サービス) GPSによる測位だけでは、そこから得られる位置情報に数10~数100メートルの誤差が生じてしまいます。走行中の車での使用であれば、その程度の誤差は瞬時に移動してしまうため問題になりませんが歩行時での使用などではかなりの誤差になるのでその影響は無視できません。 ディファレンシャルGPSは全国に設置されたGPS基地局からの信号によって、その誤差を補正するシステムです。PCGPSでは、このディファレンシャル機能により、誤差約2~5mを実現しています。
GPS機能を使う前に GPSは衛星から電波を受信し測位するシステムです。ビルや木立の陰等、電波を遮断・反射してしまう場所を避け、できるだけ上空の開けた場所でご利用ください。また、上空の衛星の数と配置は一定ではないため、測位状況は時間とともに変化します。
GPSロガーとは、GPS(全地球測位システム)を使用して移動経路を追跡し、保存できる製品のことである。機器、機能、サービス、アプリなどさまざまな形態で提供されている。 GPSロガーは、定期的に現在地の情報を取得し、ログとして保存する。ログの取得時刻と位置情報がひもづけられることで、「いつ・どこを通ったか」、「どのような経路で移動したか」といった情報が後から参照できる。
GPSの位置情報を携帯電波や無線を利用して、リアルタイムでサーバに転送し、PCや携帯などの表示端末に表示されるGPS装置及びシステムを言います。
通常このタイプのGPSシステムは、サーバから検索して、携帯電波がGPS発信機端末に届き、GPS発信機端末から現在のGPS位置情報を返送する流れになります。従って、GPS位置情報を取得するために、携帯電波の圏内にある必要があります。携帯電波の圏外になる場合は、GPS位置情報が完全に取得できません。盲点になります。また、定期検索する場合は、サーバ側で、スケジューリング設定をする必要があります。あくまでも、サーバからの検索が起点になります。本当のGPS発信機とは言い難いです。
GPSの位置情報をGPS端末に記録し、定期的に携帯電波や無線を利用して、リアルタイムでサーバに転送し、PCや携帯などの表示端末に表示されるGPS装置及びシステムを言います。リアルタイム性と非同期性が兼ねそろえる画期的なGPSシステムと言えます。WillGPSは、まさにこのタイプのリアルタイムGPSとなります。
A-GPSとは、GPS(全地球測位システム)を利用した位置計測に加えて、携帯電話のネットワークにより計測できる位置情報を補助的に利用する技術のことである。
GPSは人工衛星を中継して現在位置を計測するシステムであるため、地球上の広範囲を測位対象とできるというメリットがある一方、電波が衛星を中継するため一定の時間がかかるといった難点があるとされる。A-GPSは、地上に比較的高密度に設置されている携帯電話基地局と端末との間で発生するデータ通信を利用して、端末の位置を計測するため、位置計測に要する時間が短くて済むというメリットがある。また、利用する信号の性質上、ある程度は屋内でも位置計測を行うことが可能となっている。
なお、携帯電話基地局との通信を補助的に利用せずに人工衛星の測位のみを利用する従来型のGPSを、A-GPSと対比してスタンドアロンGPSと呼ぶ場合もある。
位置の分かっている基準局が発信するFM放送の電波を利用して、GPS(全地球測位システム)の計測結果の誤差を修正して精度を高める技術。基準局でGPSによる測量を行い、実際の位置とGPSで算出された位置のずれを中波やFM放送などの地上波で送信することにより、GPS衛星からの信号により計測した結果を補正する。通常のGPSでは100m程度の誤差が生じるが、DGPSによっておおむね5m程度に誤差が軽減される。ただし、100mの誤差は米国防総省が提供していたGPSに安全保障を理由として故意にノイズが混入されていたために発生したものであり、ノイズ混入が行われなくなった現在ではDGPSを採用しなくても誤差は10m程度までに収まる。
GPSメールとは、WillGPSが提供しているメールサービスの機能のうち、GPSを利用して現在位置の地図情報を取得し、メールで送信できるサービスである。
準天頂衛星システムとは、日本が開発している、準天頂衛星と呼ばれる測位衛星を使用した衛星測位システムのことである。 準天頂衛星システムは、日本とオーストラリアの上空を変形8の字型の軌道を描いて行き来する人工衛星を複数配置し、そのうちいずれかの衛星が常に日本の天頂近くに位置するように設計されている。衛星が常に上空の高い仰角にあることで、高い測位精度や良好な電波状況が実現できる。 準天頂衛星システムは、米国が運用するGPSのような全地球測位システムではなく、GPSと連携し、日本を対象としたGPSの測位精度を向上させる役割を持つ。 準天頂衛星システムは2000年代前半から官民連携でプロジェクトが進められてきたが、2006年に民間企業が撤退し、以後国家プロジェクトとして計画が進められている。2010年に初の準天頂衛星「みちびき」が打ち上げられ、2012年現在、試験運用が進められている。
GLONASSとは、ロシアが運用している衛星測位システムの名称である。衛星測位システムの代名詞的存在である「GPS」は米国が運用している衛星測位システムであり、GLONASSはそのロシア版であると言うことができる。 GLONASSは1980年代から打ち上げが実施され、1990年代に運用が開始された。運用計画の停滞・後退・再建を経て、2011年に初めて全世界が測位対象となった。2012年10月現在、GLONASSは24基の衛星によって運用されている。 2011年後半に発売された「iPhone 4S」は、測位システムとしてGPSと共にGLONASSをサポートしたことで話題となった。GPSとGLONASSを併用することにより、測位の精度・スピードが向上するという。
北斗衛星導航系統とは、中国政府が推進している衛星測位システムの名称である。2000年代初頭から、実験機の打ち上げと試験運用が開始されている。 北斗衛星導航系統は、2020年代に全地球測位システムとして稼動する予定とされている。 2012年現在、全地球測位システムの中では、米国のGPSが最も広く利用されている。2011年にはロシアのGLANOSSが全地球測位を開始した。2012年時点では計画・構築の途上であるが、EUのガリレオ衛星プロジェクトやインドのIRNSSなどもある。